LINE公式アカウントでフォームを使うには?4つの主流ツール比較とおすすめ【2025年版】

目次

結論

LINE公式には“登録フォーム”の純正機能はありません。

ですが、標準の「リサーチ機能」外部フォーム拡張ツールを連携すれば、申込・アンケ・予約・決済・自動配信まで実現できます。

本サイトでの用途別の最適解は次のとおりです。

簡易アンケのみかつ無料

LINEリサーチ機能(フォロワー向けのアンケート。匿名・集計向き)

0円で検証

Googleフォーム(URLをLINEに貼るだけ。スプレッドシート自動反映)

Web連携・通知やWebhookを活用したい

formrun(LINE WORKS通知・Webhook・外部SaaS連携が豊富)

LINE内で回答からタグつけ

Lステップ/エルメ(L Message)フォーム作成内蔵・予約まで対応可能

2025年の総合おすすめはエルメ。“LINE内で完結”ד設定のしやすさ”ד費用の見通し”のバランスが最も良い

LINE公式アカウントと組み合わせ!フォーム機能5選

LINEリサーチ機能(標準/フォロワー向けアンケ)

メリット

配信にアンケを添付/VOOMや自動応答と組み合わせ/回答後にクーポン配布

デメリット

匿名、条件あり。小規模では条件に届かないこと。注意事項

※回答数が20件以上集まらない場合は、結果のダウンロードが行えません。

※ダウンロードできる結果は50,000行までであり、50,000以上の回答があった場合は、その回答は確認できない仕様となっております。(1ユーザー1行)

※ 回答数が50,000行に満たない場合でも、設問や回答のボリュームによってはエラーとなりダウンロードできない場合があります。

※ 回答数が多い場合やより詳細な分析が必要な場合には、LINEリサーチの利用をご検討ください。LINEリサーチについての詳細はこちらをご確認ください。

活用イメージ

満足度調査、簡易投票、嗜好把握

  • 簡易アンケートや情報収集に役立ちます。
  • 最大10個の質問を設定できます。
  • ユーザー属性に関する質問は3つです。
  • 自由に設定できる質問は7つです。
  • 回答形式は単一・複数回答を選べます。
  • 認証済アカウントなら自由回答も可能です。
注意点
  • 匿名性が高い機能です。
  • 誰が回答したか分かりません。
  • 回答とユーザーを紐付けできません。
  • 個別アプローチには不向きです。

Googleフォーム(外部・無料)

メリット
  • 0円でフォーム作成
  • URLをLINEの配信やリッチメニューに設置
  • 回答はスプレッドシート自動反映
デメリット

入力された情報のLINEへの自動紐付けはなし/外部遷移で離脱が出やすい

活用イメージ

まず小さく検証(10件〜)・コストゼロで始めたい。

Googleフォームの作成と共有ステップ
STEP
Googleアカウントを作成します。
STEP
Googleフォームの作成ページを開きます。
STEP
テンプレートを選びます。注文書など多様です。
STEP
質問項目を設定します。記述式、ラジオボタンなどです。
STEP
デザインを設定します。配色やフォントを変更できます。
STEP
フォームを公開します 。「送信」ボタンをクリックします。
STEP
URLを取得しLINEで共有します。リッチメニューなどに貼り付けます。
回答をLINEに通知する方法
  1. Googleフォームの回答をLINEに通知できます。
  2. GASとLINE Messaging APIを使います。
  3. 仕組みの概要
  4. 専用のスプレッドシートを作成します。
  5. 通知用LINE公式アカウントを開設します。
  6. LINE Messaging APIを準備します。
  7. アクセストークンを取得します。
  8. GASでスクリプトを作成します。
  9. 動作確認をして完了です。
  10. 専門知識が少し必要です。
  11. 自動通知で見落としを防ぎ、迅速に対応できます。
  • 無料かつ高機能です。
  • 多様な形式とテンプレートがあります。
  • データ管理が容易です。
  • 回答はスプレッドシートに自動反映されます。
  • 集計やグラフ化も簡単です。
注意点
  • LINE画面外への遷移があります。
  • ユーザーの離脱率が高まる可能性があります。
  • 回答とLINE友だち情報は紐付きません。
  • 個別配信には工夫が必要です。

    formrun(外部・Web連携)

    メリット
    • Webhook/LINE WORKS通知/Salesforce・kintone等と連携
    • 問い合わせ〜案件管理まで
    デメリット

    入力された情報のLINEへの自動紐付けはなし/外部遷移で離脱が出やすい

    活用イメージ

    Webサイト主体でフォーム運用+社内通知・SaaS連携を重視

      Lステップ|拡張ツール

      メリット
      • 回答フォーム内蔵
      • そのまま予約タグ付け→セグ配信、クリック計測等
      • LINE内で完結
      デメリット

      設計・運用の学習コストが高め

      活用イメージ

      マーケ設計を内製する中〜大規模、高度自動化が必須な現場

        エルメ(L Message)|拡張ツール

        メリット
        • フォーム作成(分岐・診断)予約/カレンダー連携/販売決済顧客データ蓄積・配信オールインワンで。
        • 初期設定がわかりやすいマニュアル群とウィザード、運用寄りUIで社内定着しやすい
        • 無料プランから導入可
        デメリット

        設計・運用の学習コストがすこし高め

        活用イメージ

        マーケ設計を内製する小〜中規模、自動化が簡単にできる

        1. 顧客データの自動紐付け
          • フォーム回答が友だち情報に即座に連携され、タグ付け・セグメント分けが自動化されます
        2. 回答に応じた自動アクション
          • 特定の回答者にクーポン配信
          • リッチメニューの自動切り替え
          • 配信シナリオの分岐
        3. 予約管理の完全自動化
          • カレンダー予約・イベント予約
          • 自動リマインド配信
          • Googleカレンダー連携でダブルブッキング防止
        4. 多様なフォーム作成
          • アンケート
          • 商品注文
          • イベント申込
          • 会員登録
          • 採用エントリー

        比較表(2025年11月時点の公式情報ベース)

        価格・仕様は変更される可能性があります。導入前に公式を再確認してください。

        LINEリサーチ機能(標準)GoogleフォームformrunLステップエルメ
        位置づけフォロワー向けアンケ外部フォーム外部フォーム+SaaS連携LINE拡張LINE拡張
        LINE内完結△(回答ページ誘導)×(外部遷移)×(外部遷移)
        友だち情報への紐付け×(匿名)×△(外部CRMで可能)
        フォーム分岐/診断簡易
        予約/決済××連携で可予約可予約・決済内蔵
        導入難易度中〜高低〜中(マニュアル充実)
        料金無料無料無料〜(機能で加算)無料~プラン制無料~プラン制
        代表ソースヘルプ/マニュアル公式Workspace公式/PR公式/解説公式/マニュアル

        どう選ぶ?(判断フロー)

        STEP
        無料で試す(まずはここから)

        初心者向け: Googleフォームで10件の回答をまず確保。

        • コスト:0円
        • 設定時間:30分
        • 目標:10件の回答獲得
        STEP
        効果を測定する
        • 回答率(送信数に対する回答数)
        • 完了率(途中離脱率)
        • 特典利用率(クーポン使用率など)

        回答率30%以上 → 成功

        回答率10%以下 → フォーム設計を見直し

        STEP
        本格導入を検討
        拡張ツール導入の判断基準
        • 月間回答数が100件以上
        • 顧客管理・セグメント配信が必要
        • 自動化で業務時間を削減したい

        目的別活用シーン7選

        LINEとフォームの組み合わせは、様々なシーンで役立ちます。

        🎉 イベント参加申込

        活用ポイント
        • LINEから直接申込可能
        • 自動返信で受付完了通知
        • QRコードで受付をスムーズ化

        効果: スタッフ負担軽減、参加率向上

        🛍️ 商品予約・オーダー

        活用ポイント
        • 新商品・限定品の事前予約
        • 飲食店の事前注文
        • キャンセル・変更もLINE内で完結

        効果: 業務効率化、売上増加

        📝 アンケート・満足度調査

        活用ポイント
        • 回答後にクーポン自動配布
        • 高い回答率を実現
        • 顧客の声を商品開発に活用

        効果: 顧客満足度向上、商品改善

        👤 会員登録・情報更新

        活用ポイント
        • リッチメニューに「会員登録」ボタン設置
        • スプレッドシートに自動集約
        • 既存会員の情報更新も簡単

        効果: 運営側の管理効率化

        💬 問い合わせ対応

        活用ポイント
        • よくある質問は自動応答
        • 詳細な問い合わせはフォームへ誘導
        • 問い合わせ内容を自動分類

        効果: 処理時間50%短縮(IT企業事例)

        💼 採用エントリー・面接予約

        活用ポイント
        • エントリーシートをフォーム化
        • 説明会・面接予約の自動化
        • リマインド配信で無断キャンセル防止

        効果: 採用業務の効率化、ヒューマンエラー削減

        🎁 クローズドキャンペーン応募

        活用ポイント
        • レシート撮影で応募受付
        • 商品QRコード読み取り
        • 購入データと顧客情報を紐付け

        事例①:サンスター:併売率23%上昇、費用対効果133%

        事例②:タカラトミー:客単価増加

        知っておきたい!成功のポイントと注意点

        📌 よくある失敗パターン

        ▶ 質問が多すぎて離脱される

        原因: 20問以上の長いフォーム
        対策: 必須項目は3〜5問に絞る

        ▶ スマホで見にくい

        原因: PC向けデザイン
        対策: レスポンシブ対応ツールを使用

        ▶ 個人情報の取り扱いが不明確

        原因: プライバシーポリシーの不足
        対策: 利用目的・保管方法を明記し、同意取得

        ▶ 回答者が分からない

        原因: 匿名アンケート機能を使用
        対策: 拡張ツールで友だち情報と紐付け

        ▶ 導入後に放置

        原因: 効果測定をしていない
        対策: 回答率・コンバージョン率を定期チェック

        成功のチェックリスト

        フォーム設計

        • 質問数は5問以下(最大でも10問)
        • 必須項目は最小限に
        • スマホで入力しやすい設計
        • 完了までの所要時間は3分以内

        セキュリティ

        • プライバシーポリシーを明示
        • 利用目的を明確に記載
        • SSL対応(https://)
        • 必要最小限の情報のみ収集

        ユーザー体験

        • 回答完了後に特典を付与
        • 自動返信でお礼メッセージ
        • エラー時の案内が分かりやすい

        運用体制

        • 回答データの確認体制を構築
        • 月1回以上の効果測定
        • 改善サイクル(PDCA)を回す

        よくある質問(FAQ)

        LINE公式アカウントに“フォーム機能”はありますか?

        最大の違いは「ユーザーの慣れ」登録フォームの純正機能はありません。 近いのは「リサーチ機能」(フォロワー向けの匿名アンケ)です。個別紐付けや自動化が必要なら拡張ツールを使います。

        個人情報保護法への対応は必要?

        はい、必須です。

        最低限必要な対応
        • プライバシーポリシーの掲載
        • 利用目的の明示
        • 本人の同意取得
        • 適切な保管・管理

        参考: 個人情報保護委員会のガイドライン
        https://www.ppc.go.jp/

        予約や決済もLINEで完結したい

        エルメが内蔵(カレンダー連携・決済)。Lステップも予約に対応。

        まとめ:LINEフォームを活用してビジネスを加速させよう

        LINE×フォームは、顧客とのコミュニケーションを深め、業務を効率化する強力なツールです。開封率60%という高い到達率を活かし、アンケート収集や予約管理、顧客データの活用など、様々な用途で成果を上げられます。

        🎯 活用のポイントまとめ

        1. 目的に合わせた方法を選択:標準機能、Googleフォーム、拡張ツールから選ぶ
        2. 回答しやすい設計:質問数は5問以下、スマホ最適化必須
        3. 即時特典で動機づけ:回答後すぐにクーポンやポイント付与
        4. データ活用で効果最大化:セグメント配信で個別アプローチ

        LINEは日常ツールなので、 フォームへの回答率が高まりやすい のが魅力です 。回答後にクーポンやポイントを付与できるメリットもあります。顧客満足度やリピート率向上にもつながりますよ。

        自社のニーズを見極めることが大切です。LINEのリサーチ機能のような標準機能も良いでしょう。Googleフォームなどの外部ツールも選択肢です。LinyやLステップといった高機能な拡張ツールもおすすめです。

        これらのポイントを押さえることで、最適なフォーム活用が実現するはずです。無料プランや無料トライアルを提供するツールも多数ありますので、ぜひ活用を検討してみてください。

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        総合評価
        ( 5 )
        メリット
        • 操作が圧倒的にわかりやすい
        • リッチメニューの出し分けや反応分析がしやすい
        • 外部ツール連携がしやすい
        • 運用コストが比較的抑えやすい
        デメリット
        • サービス内での決済連携はやや弱い

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