「あなたの公式LINE、“どんな人が反応しているか”把握できていますか?」
成果が出るアカウントは“必ず”ここを最初に整えています。
まず、こんなこと感じたことありませんか?
LINE公式アカウント(LOA)を運用していると、
「友だちは増えてきたけど、みんな何を求めてるんだろう…?」
「どんな人が反応してくれてるのか、実はよく分かってない」
こんな状態になることって多いんです。
- 誰が興味を持ってくれているのか
- どのメニューが人気なのか
- どういう人が次のお客さんになりそうなのか
これが分からないまま運用すると、
配信の内容もなんとなく、反応もなんとなく…で、
“手応えがないまま続ける” みたいな状況になりやすいんですよね。
でも実はこれ、ほとんどの方が同じところで悩んでいます。
公式LINEって便利だけど、、「ユーザーの状態」が本当に見えづらい
トークはできるし、リッチメニューも置けるし、クーポンも配れる。
機能はたくさんあるのに、
「この人はどんな人?」
「どんな行動をした?」
「今どんな状態?」
このあたりは、配信ややり取りだけだと把握しにくいんです。
だから、
本当に必要な人に必要なメッセージが届きづらいし、
改善ポイントも分からないままになりがち。
そこで大事になるのが“タグの設計”
今回はタグの使い方を解説していきます。
いきなり難しい話をするわけではなくて、
今日はあくまで 「自分の公式LINEのユーザー像を、ちゃんと見えるようにするための基礎」 としてお話しします。
- どういう種類のタグを付ければいいのか
- どこまで細かくすればいいのか
- どのタグが実際の売上につながりやすいのか
- 自動で分類する方法はあるのか
このあたりを
“無理なく・今日から運用に組み込めるレベル” で整理していきます。
この記事を読むとできるようになること
- 自分の公式LINEに「どういう人が集まっているか」が分かるタグつけの方法
- 配信内容が“狙って”届けられるようになるタグのつけ方
- リッチメニューやステップ配信が作りやすくなる
- どこが改善ポイントか把握しやすくなる
- 売上に繋がるユーザーが“見える状態”になる
難しい専門知識はいりません。
シンプルなタグ設計だけで、運用の手応えはしっかり変わります。
ここから先でお話しする内容
(※スマホ読み向けに短く整理)
- タグが必要な理由
- まず作るべき3つのタグ
- よく使われるタグの具体例
- タグを自動で増やす仕組み
- 最初にやるべき“タグの絞り方”
タグはこの「3種類」だけで十分
タグってたくさん作るほど良いわけではなく、
まずはこの3つだけで十分運用できます。
① 興味タグ
ユーザーの“関心の方向”を整理するタグです。
例)
- メニュー興味(髪質改善/カラー)
- 肌悩み(乾燥/ニキビ)
- イベント・資料請求の興味
どう使う?
→ 必要な案内だけ届けたいときに役立ちます。
配信の無駄打ちが減り、ブロック率の予防にもつながります。
② 行動タグ
ユーザーが“何をしたか”を記録します。
例)
- リッチメニュークリック
- キャンペーン閲覧
- アンケート回答
- ページ閲覧
- 予約完了
どう使う?
→ 温度の高い人だけ抽出したいときに便利。
「興味ありそう」ではなく、“実際に行動した人”に絞れるのが強みです。
③ 状態タグ
ユーザーの“今のステージ”を表します。
例)
- 新規
- 見込み
- 初回来店
- リピート
- 休眠(30/60/90日)
どう使う?
→ 状態に合わせて案内を変えるだけで反応が変わります。
ステップ配信の設計もやりやすくなります。
よく使われるタグの具体例(そのまま使えます)
▶美容室・整体・飲食などの店舗業種
- 初回来店
- 再来店
- 人気メニュー興味
- クーポン利用
- 週末来店希望
週末によく動く層だけに配信したり、初回来店向けの頭出しができます。
▶スクール・教室
- 体験予約
- 体験後フォロー
- 資料請求
- イベント興味
- 説明会参加
“体験前/体験後” で案内を自然に変えられます。
▶EC
- カテゴリ興味(スキンケア/サプリなど)
- セール興味
- 再入荷希望
タグは“たくさん作る”より“使えるタグを絞る”ほうが正解
最初から細かくしすぎると、運用のほうが追いつきません。
目安は 10〜15個。
「このタグ、結局使ってないな…」
というのは整理してOK。
タグは自動化できます(手動はほぼ不要です)
ここまで「興味・行動・状態」というタグの話をしてきましたが、
実際のところ タグつけは“どこまで自動化できるの?” って気になりますよね。
まず最初にお伝えすると、
公式LINEだけだと自動化は難しいので、拡張ツールを導入することで自動でタグが付けれるようになります。
公式LINEだけでも最低限できる
- リッチメニューのクリック数を集計する
- 応答メッセージで簡単な案内を返す
- あいさつメッセージで初期対応をする
これだけでも、運用の手間は少し楽になります。
ただ…
公式LINEだけでは、「誰が何をしたか」までは分かりません
- 誰がリッチメニューを押したのか
- 誰がアンケートに答えたのか
- 誰が予約ページまで進んだのか
こういった “個人単位の行動” は、
公式LINEの標準機能だと残せない仕組みになっています。
だから、
“その人にあった案内を送る”
“温度が高い人だけ抽出する”
という運用は、どうしても限界があるんですね。
本格的な自動化は、拡張ツールを使うことで実現できる
もしあなたが、
- 興味に合わせて案内を変えたい
- 行動でユーザーを分類したい
- ステップ配信で状態を切り替えたい
- 休眠フォローや再来店導線を作りたい
こういった運用をしたいなら、
拡張ツールが必要になります。
たとえば、
- Lステップ
- エルメ
などが代表的です。
どれも LINE Official API と連携して、
「誰が・いつ・何をしたか」を記録できるようにしてくれます。
拡張を入れると、こんなことができる
アンケート回答を完了 → 自動で「興味タグ」
例:髪質改善に興味 → 興味:髪質改善
リッチメニューを押す → 自動で「行動タグ」
例:メニュー閲覧 → 行動:メニュー閲覧
予約する / ステップを進む → 自動で「状態タグ」
例:初回予約 → 状態:見込み → 来店後:初回
こういった動きが
設定したルール通りに、勝手に分類されていく ようになります。
「個別配信」や「温度感の見える化」ができるのは、
まさにこの部分があるからです。
じゃあ、拡張は必須なの?というと…
答えは “無理に導入しなくても大丈夫” です。
まずは、
- 興味タグをひとつ作る
- 行動タグを手動でつけてみる
- 状態タグだけ整理してみる
みたいな“小さな整理”からでも十分に始められます。
そのうえで、
「あ、もうちょっと細かく管理したいな」
と思ってから拡張を検討すればいいんです。
焦る必要はまったくありません。
最後に
タグは、公式LINEの運用をラクにしてくれる “整理整頓の道具” です。
- どんな興味があって
- どんな行動をして
- 今どの状態にいて
これが見えるようになると、
配信や導線の無駄が自然となくなり、
「届けたい相手に届けられる運用」に近づいていきます。
公式LINEだけでできる範囲でもスタートできますし、
必要になれば拡張で自動化もできます。
まずは一つ、
“今のあなたのアカウントに必要なタグ” を作るところから、
ゆっくり整えてみてください。

