LINEリッチメニュー完全ガイド:活用術からデザインのコツ、成果を出す設定まで徹底解説

こんにちは! LINE公式アカウントを運用されているみなさん、トーク画面の下部にある「リッチメニュー」はご存知でしょうか?

リッチメニューは、ユーザーとの接点を強化する上で役立ちます。さらに、行動促進にも非常に効果的です。

今回は、リッチメニューの魅力について詳しくご紹介します。具体的なデザイン事例もお伝えしますよ。すぐに役立つ作成のコツまで、詳しく解説していきますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

目次

LINEリッチメニューとは?|メリットを紹介

リッチメニューは、LINE公式アカウントのトーク画面下部に表示されます

常に表示されるタイル状のメニュー機能です。この機能を使うことで、LINE公式アカウントをまるで「もう一つのホームページ」のように活用できます。

リッチメニューは、画像付きで視覚的にアピールできるのが魅力です。ユーザーを特定のページへ誘導したいときに便利ですよ。

クーポン配布、ショップカード、予約ページの設定が可能です。また、アンケートフォームなどのLINE機能も使えます。自社サイトやECサイトへのリンクも設定できます。

リッチメニューは、企業LINE公式アカウントの「顔」と言えるでしょう。作り込みで、クリック率が大きく変わります。コンテンツへの誘導効果も変化するでしょう。

LINE公式アカウント(LOA)でリッチメニューを活用するメリットはコレだ!

リッチメニューには4つのメリットがあります。

リッチメニューには4つのメリット
  • 誘導効果に期待大!
  • メッセージ通数を消費しない!
  • 顧客満足度アップ!
  • タイムリーな情報もOK!

誘導効果に期待大!

  • トークルームを開くたびに表示されます。画面下部に固定されます。
  • 通常のメッセージよりクリック率が高い特長があります。
  • キャンペーン告知や新商品案内にも非常に有効です。

メッセージ通数を消費しない!

  • すべての料金プランで利用できます。
  • メッセージ配信数にはカウントされません。
  • 無料で情報を発信できる点が魅力です。
  • ユーザーが何度タップしてもコストはかかりません。

顧客満足度アップ!

  • 情報を集約できます。ユーザーは欲しい情報へすぐにアクセスできます。
  • 利便性が向上し、顧客満足度アップにつながります。

タイムリーな情報もOK!

  • 表示内容はいつでも変更できます。
  • キャンペーンや季節に合わせた情報も届けやすいです。

成果を出す!リッチメニュー活用のポイントとデザインのコツ

リッチメニューは設置するだけではありません。工夫次第で効果を最大化できます。

活用で差をつける4つのポイント!

画像はシンプルに、メッセージの視認性を高くする

  • リッチメニューはシンプルにしましょう。遷移先で情報を多く見せるのが良いです。
  • タップしたくなるテキストを用意しましょう。必要な情報に絞って画像を作成します。

クーポンやショップカードで来店促進!

  • リッチメニューにクーポンを表示させましょう。ショップカードも有効です。
  • ユーザーに存在を気づいてもらいやすくなります。来店促進につながります。
  • 顧客ロイヤルティアップも期待できます。

自動応答メッセージと連携で効率化!

  • 「テキスト」アクションを設定できます。タップ時に指定テキストを自動送信します。
  • 自動応答メッセージと連携させましょう。
  • 問い合わせ対応の効率化につながります。
  • ユーザーは求める情報を自動で得られます。

表示・非表示の切り替えや期間による出し分けで「旬」を演出!

  • デフォルトで表示するかを設定できます。
  • リッチメニューごとに表示期間も指定できます。
  • 期間限定メニューでユーザーを飽きさせません。セール情報などにも使えます。

思わずタップしたくなる!デザインのコツ7選

リッチメニューはアカウントの「顔」です。デザインは非常に重要です。

1.細部までデザインにこだわる!

  • 画像の質感に工夫を加えましょう。高級感や特別感を演出できます。
  • ブランディング効果も期待できます。友だちの注意を引くデザインが大切です。

2.「押せる」とわかるボタンデザインに!

  • 枠線や立体感を使いましょう。アイコンも効果的です。
  • 「これは押せる」と直感的に認識させましょう。
  • ボタンデザインでクリック率が5~30%高まった例もあります。

3.配色とコントラストで目立たせる!

  • ボタンは背景と十分な明度差をとりましょう。
  • ブランドカラーとは別のアクセントカラーで強調すると良いです。
  • 反応率が上がりやすい傾向があります。

4.視線誘導を意識したレイアウト!

  • 人の視線は左上から右へ動きます。その後、左下から右下に流れる傾向があります。
  • 左上に「キャンペーン情報」を配置できます。右下には「会員登録」を置くなど、工夫しましょう。

5.テキストは短く、大きく!

  • メインのテキストは30px以上が目安です。
  • 説明文は24px以上を目安にしましょう。

6.アイコン・画像を効果的に活用!

  • テキストだけのメニューより、アイコンがあると興味を引きます。
  • コーポレートカラーやロゴカラーで統一感を出しましょう。
  • 商品写真も使って、「この企業らしい」と感じさせます。

7.定期的な分析と改善で効果UP!

  • 高い集客効果を示すデザインを数値化しましょう。
  • 定期的な改善を試みることが重要です。
  • ユーザーニーズは変化します。柔軟に対応する意識を持ちましょう。

3. これでバッチリ!リッチメニューの作り方(画像作成〜設定まで)

いよいよ、リッチメニューの具体的な作成手順です。

STEP
掲載したいコンテンツとテンプレートを選ぼう

まず、リッチメニューにどんなコンテンツを置くか決めます。優先順位もイメージしましょう。

◆リッチメニューに掲載するコンテンツ例
  • キャンペーン情報
  • クーポン情報
  • ECサイト / サービスサイトTOPページ
  • おすすめ商品
  • マイページ / 会員証
  • お問い合わせ窓口 / FAQ
  • お届け予定変更(定期購入系サービスの場合)
  • ゲームや占いなど訪問頻度を上げるコンテンツ
  • 注文内容の確認など、問い合わせが多いコンテンツ

次に、リッチメニューのテンプレートサイズを選びます。

用途に合わせて「大(上下2段)」または「小(上下1段)」から選択可能です。

  • テンプレート大:最大6つのコンテンツを設定できます。
  • テンプレート小:最大3つのコンテンツを設定できます。

メッセージの見え方を優先する場合を除き、「大きいサイズ」の7パターンから選ぶのがおすすめです。

◆リッチメニューの画像推奨サイズ(一般的に選ばれるサイズ)
  • テンプレート大
    • 幅 1200px × 高さ 810px
    • 幅 2500px × 高さ 1686px
    • 幅 800px × 高さ 540px
  • テンプレート小
    • 幅 1200px × 高さ 405px
    • 幅 2500px × 高さ 843px
    • 幅 800px × 高さ 270px
STEP
魅せる画像を作成しよう

コンテンツの配置とサイズが決まったら、画像作成です。

無料でおしゃれなデザインを作る方法

自分で画像を作成する場合、LINE公式アカウントの管理画面で作成も可能です。

または、Canvaのようなデザインツールを使う方法もあります。

特にCanvaは初心者におすすめです。無料で使える高品質なテンプレートが豊富です。色や文字も簡単に変更できます。

Canvaを使った画像作成のポイント
  1. Canvaを開き、「LINEリッチメニュー」でテンプレートを検索します。
  2. 作成したいサイズに合わせてテンプレートを選び、カスタマイズします。
  3. 背景やイラスト、テキスト、図形の色を編集します。ブランドイメージに合わせましょう。
  4. テキストは日本語で、視認性の高いフォントとサイズを選びます。
  5. 完成したら、PNG(高画質)形式でダウンロードが推奨されます。
◆画像のファイル形式とファイルサイズ
  • ファイル形式:JPG、JPEG、PNG(PNGが推奨。画質劣化が少ないため)
  • ファイルサイズ1MB以下

画像サイズが1MBを超えたら、TinyPNGなどの無料圧縮ツールが便利です。

STEP
管理画面で設定しよう

画像が完成したら、LINE Official Account Managerで設定します。

STEP
新規作成画面を開く
  • LINE Official Account Managerにログインします。
  • 左サイドメニュー「トークルーム管理」から「リッチメニュー」を選択。
  • 「作成」ボタンをクリックします。
STEP
基本設定を入力
タイトル

管理用のタイトルを記入します(ユーザーには非表示)。

表示期間

リッチメニューの表示期間を設定します。期限がない場合は、数年先の日時を設定しましょう。

メニューバーのテキスト

トーク画面下部のテキストです。14文字以内です。ユーザーがタップしたくなる文言を入れましょう。

メニューのデフォルト表示

常に表示するか、タップして表示するかを選びます。

STEP
テンプレートを選択し、画像をアップロード
  • 作成した画像に合うレイアウトを選びます。
  • 作成済みのリッチメニュー画像をアップロードします。
  • 管理画面のイメージメーカーで簡易作成も可能です。
STEP
タップ領域ごとにアクションを設定
  • 各エリアのタップ時アクションを設定します。
リンク

URLに遷移させます。Googleアナリティクス計測のため、パラメータ付きURLがおすすめです。

クーポン

作成したクーポン画面を表示します。

テキスト

タップ時に指定テキストを自動送信します。自動応答メッセージと組み合わせると、チャットボットのように使えます。

ショップカード

作成したショップカードを表示します。

設定しない

タップしても何も起こりません。

最後に「保存」ボタンをクリックして完了です。

4. 業種別デザイン事例でアイデアをGET!

多くの企業がリッチメニューを効果的に活用しています。事例からヒントを見つけましょう。

豊富な活用事例からヒントを見つけよう

飲食店

GARB Tokyo

WEB予約導線を設置。自動応答と連携し離脱を防ぎます。

BON’S Crepe

クーポンの導線をリッチメニューにも設置。メニューやSNS導線も集約します。

サルヴァトーレクオモ&バル大宮

ブランドカラーを基調とし、日本語で大きく表示。幅広い年齢層が見やすいデザインです。

ECサイト

楽天市場

ポイントが当たるガチャへ誘導。お得感を強調します。

.st

公式アプリやECサイトへの導線を設定。定期的な更新でユーザーを飽きさせません。

ohora

タブ分け機能で新商品やイベントを案内。LINE経由の売上を約3倍にしました。

美容サロン

ヘアークリニック髪風船

ECサイトへのリンクに加え、ヘアケア方法コンテンツも設置。すぐに買わないユーザーも取り込みます。

クラランス

新商品のビジュアルを大きく表示。ECサイトや会員証導線はアイコンで整理し、世界観と実用性を両立させます。

流通・サービス業

ヤマト運輸佐川急便

荷物問い合わせや再配達依頼など、よく使う機能をシンプルなアイコンで配置。利便性を追求しています。

ビッグエコー中野北口前店

ショップカードを設置。グループショップカードで利用率と集客・売上アップを図ります。

新型コロナ対策パーソナルサポート

フォントサイズを大きくし、どの年齢層でも分かりやすいデザインです。

採用

キャリんく

会員登録が必須のコンテンツを導入。会員情報の取得率を高めています。

行政

福岡市熊本市

地域の情報、防災、ゴミ出し情報をLINEで提供。ユーザーが能動的に情報を得られるリッチメニューです。

これらの事例から、重要なポイントが見えてきます。

  • 「ユーザーが何を一番したいか」を考えましょう
  • 導線を最短化することが大切です。
  • 情報を厳選し、迷わせない配置にしましょう。
  • 押しやすい配置も重要です。
  • ブランドイメージと直感的な操作性を両立させるデザインが成果につながります。

5. もっと自由に、もっと便利に!拡張ツールの活用

LINE公式アカウントの基本機能でも、リッチメニューは十分活用できます。しかし、より自由なカスタマイズを求めるなら、拡張ツールの導入を検討しましょう。

標準機能では、すべての友だちに同じリッチメニューが表示されます。タブでメニューを切り替えたり友だちごとにメニューを変えたりはできません。

一方、LステップやL Message(エルメ)などの拡張ツールを使うと、以下のことが可能になります。

自由にカスタマイズできる

標準機能は最大6つのタップ領域ですが、拡張ツールでは最大20個まで設定可能です。

デフォルトでタブが分けられる

Messaging APIを使わずに、複数のコンテンツをタブ形式で掲載できます。

友だちごとに表示するリッチメニューを変更できる

ユーザーの属性や行動に合わせて、最適なメニューを出し分けられます。

診断ボットや抽選くじなどの企画も可能に

リッチメニューにチャットボットを埋め込めます。1日1回参加できる抽選くじやログインポイントも設置できます。ユーザーのエンゲージメントを高める効果があります。

このように、拡張ツール導入で、よりパーソナルな運用が可能です。効果的なリッチメニュー運用が実現するでしょう。

まとめ

いかがでしたか? 今回は、LINEリッチメニューのメリットや活用ポイントをご紹介しました。また、デザインのコツや実際の事例、拡張ツールの情報まで詳しく解説しました。

リッチメニューは非常に強力な機能です。トーク画面下部に常に表示されるため、ユーザーの目に留まりやすく、効率的に情報を届けられますよ。また、無料で利用でき、メッセージ通数を消費しない点も大きな魅力です。

ぜひ本記事を参考にして、ターゲットユーザーに響く魅力的なリッチメニューを作成しましょう。自社サービスの認知拡大や販売促進に役立ちます。顧客満足度の向上にもつながるでしょう。

リッチメニューを制する者は、LINE活用を制すると言っても過言ではありません!

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総合評価
( 5 )
メリット
  • 操作が圧倒的にわかりやすい
  • リッチメニューの出し分けや反応分析がしやすい
  • 外部ツール連携がしやすい
  • 運用コストが比較的抑えやすい
デメリット
  • サービス内での決済連携はやや弱い

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