
結論
LINE公式には“登録フォーム”の純正機能はありません。
ですが、標準の「リサーチ機能」や外部フォーム、拡張ツールを連携すれば、申込・アンケ・予約・決済・自動配信まで実現できます。
本サイトでの用途別の最適解は次のとおりです。
- 簡易アンケのみかつ無料
-
LINEリサーチ機能(フォロワー向けのアンケート。匿名・集計向き)
- 0円で検証
-
Googleフォーム(URLをLINEに貼るだけ。スプレッドシート自動反映)
- Web連携・通知やWebhookを活用したい
-
formrun(LINE WORKS通知・Webhook・外部SaaS連携が豊富)
- LINE内で回答からタグつけ
-
Lステップ/エルメ(L Message)フォーム作成内蔵・予約まで対応可能
LINE公式アカウントと組み合わせ!フォーム機能5選
LINEリサーチ機能(標準/フォロワー向けアンケ)
- メリット
-
配信にアンケを添付/VOOMや自動応答と組み合わせ/回答後にクーポン配布
- デメリット
-
匿名、条件あり。小規模では条件に届かないこと。注意事項
※回答数が20件以上集まらない場合は、結果のダウンロードが行えません。
※ダウンロードできる結果は50,000行までであり、50,000以上の回答があった場合は、その回答は確認できない仕様となっております。(1ユーザー1行)
※ 回答数が50,000行に満たない場合でも、設問や回答のボリュームによってはエラーとなりダウンロードできない場合があります。
※ 回答数が多い場合やより詳細な分析が必要な場合には、LINEリサーチの利用をご検討ください。LINEリサーチについての詳細はこちらをご確認ください。
- 活用イメージ
-
満足度調査、簡易投票、嗜好把握
- 簡易アンケートや情報収集に役立ちます。
- 最大10個の質問を設定できます。
- ユーザー属性に関する質問は3つです。
- 自由に設定できる質問は7つです。
- 回答形式は単一・複数回答を選べます。
- 認証済アカウントなら自由回答も可能です。
- 匿名性が高い機能です。
- 誰が回答したか分かりません。
- 回答とユーザーを紐付けできません。
- 個別アプローチには不向きです。
Googleフォーム(外部・無料)
- メリット
-
- 0円でフォーム作成
- URLをLINEの配信やリッチメニューに設置
- 回答はスプレッドシート自動反映
- デメリット
-
入力された情報のLINEへの自動紐付けはなし/外部遷移で離脱が出やすい
- 活用イメージ
-
まず小さく検証(10件〜)・コストゼロで始めたい。
Googleフォームの作成と共有ステップ
回答をLINEに通知する方法
- Googleフォームの回答をLINEに通知できます。
- GASとLINE Messaging APIを使います。
- 仕組みの概要
- 専用のスプレッドシートを作成します。
- 通知用LINE公式アカウントを開設します。
- LINE Messaging APIを準備します。
- アクセストークンを取得します。
- GASでスクリプトを作成します。
- 動作確認をして完了です。
- 専門知識が少し必要です。
- 自動通知で見落としを防ぎ、迅速に対応できます。
- 無料かつ高機能です。
- 多様な形式とテンプレートがあります。
- データ管理が容易です。
- 回答はスプレッドシートに自動反映されます。
- 集計やグラフ化も簡単です。
- LINE画面外への遷移があります。
- ユーザーの離脱率が高まる可能性があります。
- 回答とLINE友だち情報は紐付きません。
- 個別配信には工夫が必要です。
formrun(外部・Web連携)
- メリット
-
- Webhook/LINE WORKS通知/Salesforce・kintone等と連携
- 問い合わせ〜案件管理まで
- デメリット
-
入力された情報のLINEへの自動紐付けはなし/外部遷移で離脱が出やすい
- 活用イメージ
-
Webサイト主体でフォーム運用+社内通知・SaaS連携を重視
Lステップ|拡張ツール
- メリット
-
- 回答フォーム内蔵
- そのまま予約、タグ付け→セグ配信、クリック計測等
- LINE内で完結。
- デメリット
-
設計・運用の学習コストが高め
- 活用イメージ
-
マーケ設計を内製する中〜大規模、高度自動化が必須な現場
エルメ(L Message)|拡張ツール
- メリット
-
- フォーム作成(分岐・診断)、予約/カレンダー連携/販売決済、顧客データ蓄積・配信をオールインワンで。
- 初期設定がわかりやすいマニュアル群とウィザード、運用寄りUIで社内定着しやすい
- 無料プランから導入可
- デメリット
-
設計・運用の学習コストがすこし高め
- 活用イメージ
-
マーケ設計を内製する小〜中規模、自動化が簡単にできる
- 顧客データの自動紐付け
- フォーム回答が友だち情報に即座に連携され、タグ付け・セグメント分けが自動化されます
- 回答に応じた自動アクション
- 特定の回答者にクーポン配信
- リッチメニューの自動切り替え
- 配信シナリオの分岐
- 予約管理の完全自動化
- カレンダー予約・イベント予約
- 自動リマインド配信
- Googleカレンダー連携でダブルブッキング防止
- 多様なフォーム作成
- アンケート
- 商品注文
- イベント申込
- 会員登録
- 採用エントリー
比較表(2025年11月時点の公式情報ベース)
| LINEリサーチ機能(標準) | Googleフォーム | formrun | Lステップ | エルメ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 位置づけ | フォロワー向けアンケ | 外部フォーム | 外部フォーム+SaaS連携 | LINE拡張 | LINE拡張 |
| LINE内完結 | △(回答ページ誘導) | ×(外部遷移) | ×(外部遷移) | ○ | ○ |
| 友だち情報への紐付け | ×(匿名) | × | △(外部CRMで可能) | ○ | ○ |
| フォーム分岐/診断 | 簡易 | △ | ○ | ○ | ○ |
| 予約/決済 | × | × | 連携で可 | 予約可 | 予約・決済内蔵 |
| 導入難易度 | 低 | 低 | 中 | 中〜高 | 低〜中(マニュアル充実) |
| 料金 | 無料 | 無料 | 無料〜(機能で加算) | 無料~プラン制 | 無料~プラン制 |
| 代表ソース | ヘルプ/マニュアル | 公式Workspace | 公式/PR | 公式/解説 | 公式/マニュアル |
どう選ぶ?(判断フロー)
- 回答率(送信数に対する回答数)
- 完了率(途中離脱率)
- 特典利用率(クーポン使用率など)
- 月間回答数が100件以上
- 顧客管理・セグメント配信が必要
- 自動化で業務時間を削減したい
目的別活用シーン7選
LINEとフォームの組み合わせは、様々なシーンで役立ちます。
🎉 イベント参加申込
- LINEから直接申込可能
- 自動返信で受付完了通知
- QRコードで受付をスムーズ化
🛍️ 商品予約・オーダー
- 新商品・限定品の事前予約
- 飲食店の事前注文
- キャンセル・変更もLINE内で完結
📝 アンケート・満足度調査
- 回答後にクーポン自動配布
- 高い回答率を実現
- 顧客の声を商品開発に活用
👤 会員登録・情報更新
- リッチメニューに「会員登録」ボタン設置
- スプレッドシートに自動集約
- 既存会員の情報更新も簡単
💬 問い合わせ対応
- よくある質問は自動応答
- 詳細な問い合わせはフォームへ誘導
- 問い合わせ内容を自動分類
💼 採用エントリー・面接予約
- エントリーシートをフォーム化
- 説明会・面接予約の自動化
- リマインド配信で無断キャンセル防止
🎁 クローズドキャンペーン応募
- レシート撮影で応募受付
- 商品QRコード読み取り
- 購入データと顧客情報を紐付け
知っておきたい!成功のポイントと注意点
📌 よくある失敗パターン
- ▶ 質問が多すぎて離脱される
-
原因: 20問以上の長いフォーム
対策: 必須項目は3〜5問に絞る - ▶ スマホで見にくい
-
原因: PC向けデザイン
対策: レスポンシブ対応ツールを使用 - ▶ 個人情報の取り扱いが不明確
-
原因: プライバシーポリシーの不足
対策: 利用目的・保管方法を明記し、同意取得 - ▶ 回答者が分からない
-
原因: 匿名アンケート機能を使用
対策: 拡張ツールで友だち情報と紐付け - ▶ 導入後に放置
-
原因: 効果測定をしていない
対策: 回答率・コンバージョン率を定期チェック
成功のチェックリスト
フォーム設計
- 質問数は5問以下(最大でも10問)
- 必須項目は最小限に
- スマホで入力しやすい設計
- 完了までの所要時間は3分以内
セキュリティ
- プライバシーポリシーを明示
- 利用目的を明確に記載
- SSL対応(https://)
- 必要最小限の情報のみ収集
ユーザー体験
- 回答完了後に特典を付与
- 自動返信でお礼メッセージ
- エラー時の案内が分かりやすい
運用体制
- 回答データの確認体制を構築
- 月1回以上の効果測定
- 改善サイクル(PDCA)を回す
よくある質問(FAQ)
まとめ:LINEフォームを活用してビジネスを加速させよう
LINE×フォームは、顧客とのコミュニケーションを深め、業務を効率化する強力なツールです。開封率60%という高い到達率を活かし、アンケート収集や予約管理、顧客データの活用など、様々な用途で成果を上げられます。
🎯 活用のポイントまとめ
- 目的に合わせた方法を選択:標準機能、Googleフォーム、拡張ツールから選ぶ
- 回答しやすい設計:質問数は5問以下、スマホ最適化必須
- 即時特典で動機づけ:回答後すぐにクーポンやポイント付与
- データ活用で効果最大化:セグメント配信で個別アプローチ
LINEは日常ツールなので、 フォームへの回答率が高まりやすい のが魅力です 。回答後にクーポンやポイントを付与できるメリットもあります。顧客満足度やリピート率向上にもつながりますよ。
自社のニーズを見極めることが大切です。LINEのリサーチ機能のような標準機能も良いでしょう。Googleフォームなどの外部ツールも選択肢です。LinyやLステップといった高機能な拡張ツールもおすすめです。
これらのポイントを押さえることで、最適なフォーム活用が実現するはずです。無料プランや無料トライアルを提供するツールも多数ありますので、ぜひ活用を検討してみてください。

